「見られたい自分」と「見られたくない自分」
こんにちは。TIMの代表をしている梅田です。
今回のブログは、河野さんから学んだ「人間という生き物の構造」に関する話です。
自分でも正直、「へぇ〜そうなんだ」と思ってた程度だったんですが、 ある出来事をきっかけに「うわ、俺ってこの構造そのものじゃん…」と気づく瞬間があったので、今日はその話をします。
Contents
河野さんから教わった“人間の基本設定”
河野さんが教えてくれたことのひとつに、人間は、「見られたい自分」と「見られたくない自分」でできているという考え方があります。
要するに、
・表に出してる“かっこいい自分”
・本当は見せたくない“ダサい自分”
この両方を、誰しもが持ってるってことです。
しかも、僕たちはこの構造を無意識に動かしてる。 つまり、“自然とやってしまってる”んですよね。
梅田という人間も、まさにその通りでした(笑)
あるとき、河野さんにこう言われました。
お前は、“周囲の人が、今以上に良くなる”という設定をしないと動けないんだな
めちゃくちゃ図星でした(笑)
・これをやれば、仲間がもっと豊かになれるかもしれない
・こうすることで、周りがもっと喜んでくれるかもしれない
・なんだかんだ言っても、やる時はやる男として思われたい
これ全部、“自分が頑張ることで、周囲は今よりも良くなっていく”という設定があって初めて、僕は動けるんです。
そしてこの設定には、社会的な正当性もあるし、自分なりの“絶対的な大義名分”もある。
そう考えると、僕の“見られたい自分”ってかなりハッキリしてるなと、妙に納得しました。
「見られたい自分」は、良いことも引き出す
もちろんこの構造が悪いわけじゃない。 むしろ「見られたい像」があるから、
・仲間を大切にできるし
・行動の原動力になるし
・そして良い結果を生み出す
そういう面もある。
ただ、問題は“それに引っ張られすぎると苦しくなる”ってことです。
・自分が見られたいように見られないと、熱が冷める
・本当は苦しい時でも、本音を隠しすぎてバランス崩れる
特に、僕の場合は「周囲の熱が下がっている時にこそ、自分の熱は上がる。周囲の熱が上がっている時に、自分の熱は下がる」という傾向がありました。
だからこそ、ピンチの時にしか燃えない。
「今の自分、見られたい自分に偏ってない?」と、自分を見直すタイミングが必要なんだと学びました。
周りの人の文句が「依頼」に聞こえるようになった理由
この“見られたい構造”を理解してから、僕が変わったなと実感するのは、周りの人の不満や文句が「依頼」に聞こえるようになったこと。
以前だったら、「また文句かよ…自分で行動しろよ…」と思ってしまっていたものも、 今では「きっと“こうなってほしい”っていう希望なんだな」と、 一歩引いて受け取れるようになりました。
河野さんに教わったんです。
「人の不平不満は、『こうなってほしい』っていう願いの裏返し。依頼として聞きなさい」
これ、本当に救いでした。 今まで文句や不満を「お前のせいだ」と責められてる感覚で受け取っていましたが、「みんなの依頼なんだな」という感覚に変わった。
でも、正直まだまだ訓練中です
とはいえ、毎回うまく受け取れるわけじゃありません。
「毎回、毎回、さすがに俺だって腹立つよ…」
「これ、俺のせいってこと?人のせいにすんなよ」
「いや、それ言い方きつくない?じゃぁ自分でやれよ」
ってなること、今でもたくさんあります(笑)
でも、「あ、今“依頼”として聞けてないな」と気づけるようになったこと。そして「訓練がいるな」と自覚できるようになったこと。
この2つは、僕の中でめちゃくちゃ大きな成長だと思っています。
まだまだ未熟です。でも、だからこそ、学び続けようって思えるんです。
見られたくない自分に、少し優しくなれた
僕自身、「こう見られたい」が強い分、 「こうは見られたくない」もたくさんあります。
・男気のない人だなとは思われたくない
・身勝手な社長だとは思われたくない
・本当は人よりもビビリで臆病者で、根性ないなんて見られたくない
見られたくない自分って、言い換えると自分が本当の自分だと思っている姿なんですよね。
でも最近は、「いや、それも俺だよな」と思えるようになってきました。 それは河野さんとの学びのおかげです。
人って、見られたい像で動くけど、見られたくない部分を隠すために頑張ることもある。
どっちも含めて“人間らしさ”だし、社長として、そういう人間でいたいと思ってます。
最後に
今回のブログは、自分のクセの話でしたが、「自分ってなんでこうなんだろう?」って一歩引いて見てみると、不思議と周りの人にも、優しくなれたりします。
見られたい、でも見られたくない。 その両方を持ってるからこそ、人はおもしろい。
この視点を持てたことが、僕にとっては大きな変化でした。
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