「走らないフェラーリ」を必死に磨いていませんか? 経営の落とし穴

こんにちは、株式会社の代表をやっております、梅田です。
いきなりですが、白状します。数年前の僕は、自分のことを「何でも解決できる救世主」か何かだと勘違いしていました。
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僕が「人を助けられる」と本気で勘違いしていた黒歴史

当時、僕の頭の中は「みんなで一緒に成長しようぜ!」というキラキラした理想でいっぱい。根っこにあるのは「困っている人を助けたい」という、今思えば少し傲慢な、そして最高に青臭い正義感でした。
面接に来た方が、どれだけ「いや、本当に大丈夫かな……?」と不安になるようなタイプでも、「誰かがなんとかしてあげなくちゃ。僕が面倒を見てあげよう!」なんて、根拠のない自信で採用を連発していたんです。
「人を助ける前に、まずは自分自身を俯瞰して見ろよ」と、当時の僕の頭をスリッパで叩いてやりたい(笑)
結果はどうなったか。……お察しの通り、全然なんともなりませんでした。
僕の前では「頑張ります!」と神妙な顔をしている彼らも、いざ現場に出ると、実際に面倒を見るリーダーの言うことは全く聞かない。現場は混乱し、一番頼りにしていたリーダーたちが精神的に疲弊していくという、最悪のループに陥りました。
これ、組織として完全に「機能」を失っていたんですよね。
切れ味ゼロの「高級な包丁」を買いますか?

この手痛い失敗を経験していた頃、ある尊敬する先輩から耳にタコができるほど叩き込まれたのが、「機能」と「効果」の違いについてでした。
これが、軽貨物業界で生き残るため、そして経営者として死ぬほど重要な考え方だったんです。
分かりやすく「包丁」で例えてみましょう。
包丁の機能は、ズバリ「切れること」ですよね。
一方で、効果には「見た目がオシャレ」「高級感がある」「ブランドもの」などがあります。
想像してみてください。宝石が散りばめられていて、見た目は最高にラグジュアリーな100万円の包丁。でも、コンニャク一つ切れない。……そんな包丁、誰が買いますか?(笑)
「可愛いからこの包丁を買います!」なんて人は、プロの料理の世界にはいません。
「切れる」という絶対的な前提条件があって初めて、「さらに切れ味が鋭い」とか「握りやすい」といったプラスアルファの効果が価値を持つんです。
走らないフェラーリは、ただの重たい置物

もう一つ、車で考えてみましょう。
車の機能は「走る・移動できる」こと。
効果はたくさんあります。
・高級感がある
・燃費が良い
・プライベート空間
でも、もし「走らない車」だったら?
「走らないけど、燃費は最高です!」
→走らなければガソリンを消費しないのは当たり前。それはもう車としての機能を果たしていません。一休さんのとんち話かですか?笑
「走らないけど、プライベート空間が約束されている」
→それなら家で十分です。
「走らないけど、荷物がたくさん積める」
→それ、ただの動かせない物置ですよね。
結局、機能していないものに「効果」を求めても、経営の現場では全く意味がないんです。
軽貨物ドライバーにおける「機能」の正体

これを僕たちの仕事に当てはめると、ものすごく冷徹で、かつ本質的な答えに辿り着きます。
ドライバーさんの機能は、シンプルに「荷物を確実に届けること」
ですが、ここでプロとして定義をさらに深掘りさせてください。
「荷物を届ける」には、当然「ルールを守る」が含まれます。時間指定を守る、指定の場所に置く、安全運転をする。これらは「良い効果」ではなく、もはや「機能そのもの」です。
機能に「付加価値」を与える効果ではなく、機能を「支える」効果なのです。これが機能と効果が結びついた状態です。
・荷物を届けてくれて、愛想も良い。
・荷物を届けてくれて、ルールを完璧に守る。
この二つを天秤にかけた時、組織として絶対に後者を選択すべきです。
なぜなら、「愛想が悪い」ことで起こり得るトラブルよりも、「ルールを守らない」ことによるトラブルの方が、組織への悪影響が圧倒的に大きいからです。
愛想はめちゃくちゃ良いけれど、勝手な判断でルールを無視する人と、
ちょっとぶっきらぼうだけど、ルールを完璧に守って確実に荷物を届ける人。
経営者として、どちらが組織を守れるか。答えは明白ですよね。
もちろん、経営者として「この人にはこんな素晴らしい可能性がある」と信じたり、「みんなでこんな最高の未来を追い求めよう!」と旗を振ることは、ものすごく大事なことです。僕も本当はそれが大好きです(笑)
でも、それはあくまで「前提として機能していること」があってこそ。
効果ばかりを求めて機能を失ってしまうのは、本末転倒です。そうなると、せっかくあなたが大事にしている「素晴らしい想い」も、届けるべき相手に届かなくなってしまいます。だって、土台である組織が機能していないんですから。
自分だけの甘い「成功哲学(本気なら誰でも変われるはずだ、みたいなやつ(笑))」に固執して、組織の「機能」を犠牲にしてはいけない。それが僕が血を流しながら学んだ、「想いをカタチにするための鉄則」です。
独立したけれど「仕事がない」と悩む経営者の方へ

さて、今このブログを読んでくださっている方の中には、意気揚々と独立したものの、「あれ、思っていたより案件が確保できないぞ」「会社が全然大きくならないな」と壁にぶつかっている経営者さんもいらっしゃると思います。
もしかすると、かつての僕のように「機能」と「効果」をごっちゃにしていませんか?
「現場のドライバーさんと仲良くすること」に必死になりすぎて、肝心の「配送の品質(機能)」が疎かになっていませんか?
「良い人」ばかりを採用して、現場のルールや統制が崩壊していませんか?
組織が「機能」していなければ、どんなに素晴らしいビジョンを掲げても、案件は逃げていきます。逆に、機能さえしっかりしていれば、効果は後からいくらでもついてくるんです。
僕の会社も、この「機能」を最優先にするようになってから、ようやく組織として健全に回り始めました。僕の「助けたい」というエゴを捨てて、現場のリーダーが「機能」を維持しやすい環境を作ることに徹した結果です。
一緒に「機能する組織」を作りませんか?

もし、あなたが今、「仕事が足りない」「組織がうまく回らない」と一人で頭を抱えているなら、一度僕と話をしてみませんか?
また、これから独立を考えている未経験の方へ。
いきなり一人で始めると、十中八九、かつての僕のように「良い人」を雇って自爆します(笑)そうならないための「正しい経営の順番」を、僕は教えることができます。
当社では、共に成長し、現場を「機能」させてくれるビジネスパートナーを募集しています。一人で悩むよりも、すでに失敗を通り過ぎてきた人間と組む方が、ゴールへの圧倒的な近道になるはずです。
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いきなり契約なんて堅苦しい話ではなく、まずは僕の失敗談を笑いながらコーヒーでも飲みましょう(笑)
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あなたの挑戦を、同じ「経営者」として、そして一人の「失敗から学んだ先輩」として、心から応援しています!
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