ちゃんとしなくていい。等身大のままで

この話は「ちゃんとしなきゃ」と苦しくなっている人のための話です

こんにちは。
株式会社TIM 代表の梅田です。

もし今、
「リーダーだから、こうしなきゃいけない」
「代表なんだから失敗しちゃいけない」
「できない自分を見せたら終わりだ」

そんなふうに、自分で自分を追い込んでいたら。
今日の話は、きっとあなたの話です。

残念ながら、今回も成功談ではありません(笑)

「ちゃんとしている自分」を演じ続けて、
自分自身が一番苦しくなっていた話です。

ノリと勢いで生きてきた人間が、たまたま代表になっただけ

正直に言うと、私は勉強ができたタイプでもありません。
どちらかというと、ノリと勢いでここまで来た人間です。

TIM自体も、深く考えて設立したわけじゃなく、ほぼ成り行き。
その流れの中で、役割が生まれて、たまたまそれが「代表取締役」だっただけ。

でも、この「代表取締役」という肩書きが、思っていた以上に私を縛っていました。

「お金だけは間違えちゃいけない」という強烈な恐怖

私は過去に、一度、大きく騙された経験があります。

お金がなくなって、
本当に、しんどかった。

そのときに心の奥で決めました。
「お金だけは、絶対に間違えちゃいけない」

その思いが強すぎて、TIMに関わる全社・全員分の支払いについて、中間チェックも最終チェックも、私自身がやっていました。

ドライバーさんへの支払い。
相殺する金額。
1円でもズレたらダメだ。

何度も、何度も確認する。
……正直、かなりのストレスでした。

「ちゃんとしている社長」でいなければ、という虚構

つい先日、この支払いチェックを他の人に任せようと、外部の方と打ち合わせをしていたときのことです。

こんな質問をされました。
「社長が考える、この件の本当の課題は何でしょうか?」

その瞬間、言葉に詰まりました。
考えて、考えて、出てきた答えはこれでした。
「ちゃんとしなきゃいけない」

ここで、少し整理します。
私が思っていた
「ちゃんとしている」とは、

・ミスをしないこと
・完璧でいること
・弱みを見せないこと
そういう状態でした。

でも冷静に考えると、それって本当に「ちゃんとしている」んでしょうか。

「自分ならミスしない」と思い込んでいる、傲慢な私

だって、よく考えてみてください。
冷静に考えれば、私がチェックしたってミスは起こります。

他の誰かがやったとしても、ミスは起こる。
それなのに、「これは自分じゃなきゃダメだ」と、思い込んでいました。

計算しているわけじゃない。
計算が合っているかを確認しているだけ。

私がやろうが、誰がやろうが、ミスをすることもある。
それなのに「私じゃなきゃダメだ」と、勝手に思い込んでいたんです。

自分がやってもミスする可能性はあるのに、「自分じゃなきゃダメだ」なんて、傲慢すぎますよね(笑)

私が怖かったのは、計算ミスそのものじゃなかった

私が怖かったのは、計算ミスじゃないんです。

もしも、1円でも間違えたら、
「ちゃんとしていない社長」
「ちゃんとしていない会社」
そう見られてしまうんじゃないか。
その恐怖でした。

代表取締役なんだから、ちゃんとしていなきゃいけない。
ちゃんとしている人を演じ続けなきゃいけない。

そうやって、自分で作った“理想の自分像”に、自分自身が縛られていたんです。

現実は、思っているほど厳しくない

でも、現実はどうでしょう。

お取引先様から届く請求書が、間違っていたこともあります。
お取引先様からの入金金額が、ズレていたこともあります。

でもそのたびに、

お取引先様「ごめんね」

私「いいよ。じゃあ、こう処理しましょうか」

それで終わりです。

どんなにちゃんとしている会社でも、ミスは起こる。
間違えたからといって、信頼が一瞬で壊れることなんて、ほとんどありません。

支払いも、同じです。
もちろん、ミスはない方がいい。起きない方がいい。

でも、もし起きたら、

私「ごめんね」「こう対応するね」「次はこう改善します」

お取引先様「いいよ」

私は、業務が重いから苦しかったんじゃない。
「ちゃんとしている人でいなきゃ」という、自分が自分に課した思い込みに、一番苦しめられていました。

上下ではなく「全員が満足する関係」を作りたい

これ、きっと私だけじゃないと思います。

未経験で軽貨物に興味を持っている人も。
独立したけど、うまくいっていない経営者も。

「ちゃんとやらなきゃ」
「失敗したら終わり」
そう思って、誰にも相談できずにいませんか。

私たちと一緒に仕事をしてくれる協力会社様、パートナー企業様とは、
どちらが上か、どちらが下か、そんな関係でいたいとは思っていません。

「どうしたら、全員が満足できる関係を作れるか?」それを一緒に考えられる関係でありたいと考えています。

いいところだけを見せない。等身大で向き合う

そのために、私はいいところだけを見せようとしません。
できないことは、できないと言う。無理なことは、無理だと伝える。
格好つけないし、ちゃんとした人を演じない。
全力で、等身大の自分を出します。

それでも、会話を重ねれば、お互いに少しずつ良くなっていける。
私はそう信じています。

私たちは「ミスのない完璧な会社」より、「弱さを受け入れ、改善のために協力し合える会社」でありたい。
ミスのない関係より、修正できる関係を大切にしています。

「できない自分」をオープンに表現しよう

ドライバーさんとの関係も、まったく同じです。
最初から完璧な人なんていません。ちゃんとできない自分を隠す必要もありません。

「できていない」
「分からない」
そう言える場所でありたいし、それを一緒に解決したいと思っています。

できない事は恥ずかしいことではなく、
できないことをできないと言えない事が恥ずかしいですよね。

私はそう考えるタイプです。
私たちも完璧な会社じゃないので、お互いに良くなっていく関係を作りましょうよ!!!

「できません」はウェルカムです!

最後に|一緒に仕事がしたいと思ってくれた方へ

「ドライバーさんを預けたい」
「一緒に仕事をしたい」

そう思ってくださる協力会社様・パートナー企業様は、ぜひWEBフォームからお問い合わせください。

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上下ではなく、全員が納得できる関係を、会話から一緒に作っていきましょう。
失敗だらけの私たちが、本気でお待ちしています(笑)

   

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